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猫と映画好きが綴る、ささやかな日常

【映画】「マリッジ・ストーリー」家族は染みついちゃうもの

その資金力もさることながら、アダムドライバーとスカーレットヨハンソンという配役をやってのけたnetflix

映画の形がこんなにも変わるとは…と驚くばかり。

わたしはamazonしか入っていないので、話題の「マリッジ・ストーリー」を渋谷のアップリンクで観てきた。

 

映画「パターソン」でアダムドライバーにはまり、太いくぐもった声も大好きになった。彼が演じる普通の男が、ほんとうに普通でよい。

 

この映画は離婚へ向かっていく夫婦のストーリーなので、ずっと揉めているし、明るい映画ではない。でも二人が互いに認めあっていたこと、愛し合っていたと分かるシーンが散りばめられているから、家族になることの尊さも感じる温かいストーリーだ。

 

グッときたのは、離婚間際だというのに妻が夫の髪をカットしてあげたり、ほどけた靴紐を結んであげるシーン。愛情が冷めたとしても、家族という形がしっかり染みつき、体が勝手にお世話してしまうのは母性の仕業か。

これ、すごく分かる。女は無意識で相手を観察しているところがあり、男に伝えたところで行動しないから自分がお世話することになる。

 

スカーレットヨハンソン演じる妻の、夫への愛情や嫉妬、もっと自分を見てほしいという気持ちにも共感するところがあった。

本当はいつも自分を見ていてほしい。仕事に夢中な男はとてもステキだけど、たまにはその手を止めて、こちらを振り返ってほしい。

それも叶わず、ただ一緒に生活しているだけの日々は夫婦というより相棒だ。「君だって今まで幸せだったろう」と言われたら、スカーレットヨハンソンのように「わたしの事を何も知らないくせにぃぃぃ!」と叫びたくなるだろう。

 

とはいえ、夫は妻を信頼しているからこそ安心していたりする。愛情=信頼=言葉はいらないという思考回路?

男は言葉が足りないことが多いから、行動を見るのがいちばんだと最近になって理解してきた。観察してると、けっこう愛されてるんだなーと知ることがある。

 

男女では気が付くところも、得意な分野もぜんぜん違うんだとこの映画を観ていて思う。

だからこそ、この世の中は男女がタッグを組んで苦手なところを補っていく方が生きやすいんじゃないか。それは仕事においても同じ。

 

夫婦には、なってみなきゃ分からんなぁ。