猫の名はちょいと。

猫と映画好きが綴る、ささやかな日常

保護猫をもらったときのお話①

うちの猫はもともと保護猫だ。

今はもう5歳になり、ブラッシングを終えてわたしの隣で伸びきっている。ずいぶんと大きくなったもんだ。

 

当時、わたしは都内で一人暮らしをはじめて1年ほどが経ち、毎日のように誰かと飲んでいた。人と会うことで色々と吸収して、自分が成長できているような気になっていたのかもしれない。

 

毎日はそれなりに楽しいけど、一人きりの家に帰るのが嫌だった。誰もいないくせに家賃が高いその部屋は、自分の居場所ではないような気がした。なにかが足りないまま過ごす日々は虚しい。

 

それで、猫と暮らすことを本気で考えはじめた。ペットショップでは買いたくないというのは絶対だ。家でも会社でも里親募集のサイトをチェックする日々がはじまった。

 

小さな頃から家にはいつも猫がいた。買ったことは無く、いつも拾ってきたり、誰かから託された猫たちだった。メインで世話をするのは母だったので、いざ自分で飼うとなると分からないことも多く責任を感じた。

 

いつまでも画面を見ていても進まないので、まずは大塚にあるNPO法人「キャットガーディアン」に行ってみることに。見学の予約をするのもドキドキだ。「気に入った猫がいた場合は、自分で用意したゲージに入れて引き取る・・・」という説明を見て、見学のつもりだけど念のため!という言い訳をしながら、いそいそとネットでゲージを購入して持参した。いま思えば確信犯である。

 

そうして訪れた日に、我が家の猫と出会ったのだ。

つづく。