猫の名はちょいと。

猫と映画好きが綴る、ささやかな日常

無い物ねだりだよ人生は

先日友人が、生まれ変わったら私のような人生を送ってみたいと言っていた。

 

わたしは32歳にして独身。

対照的に、早くに結婚して子育てをしている友人には、そう思われる事が多い。

 

「楽しそうでいいなー」と言う人もいれば、何も言わないけれど「あなたは自由でいいわよね」というネガティブな雰囲気が伝わってくる事もある。正直めんどうだなーと思う。

 

昔、とても明るくて優しい子にもらった手紙に「ずっと羨ましかったよ」と書かれた時はなんとなく傷ついた。

私とあなたは違うんだと突き放されたようで、何とも言えない寂しさ、孤独を感じたのだ。お互いに状況はちがうけど、選んだのは自分自身なんだから人を羨んでも仕方ないじゃないか!と思った。

冒頭の友人が言ったように、生まれ変わるしか、お互いの立場を経験することができない。色んなパターンの人生を生きれたら楽しいけど。

 

彼女たちは「自分の人生はもう決まっている」と言ったりする。でも、わたしにどの程度の「予想もつかない未来」が残されているのだろう。一人でいたって、自由や出会いには限りがあるんだから。

 

ちがう環境にいる女同士が語り合うというのは、想像以上に難しい。そこに、自分が経験することのない世界があり、嫉妬や失望が生まれるから。

 

自分の仕事を持つ私。自由な時間があり、何にも縛られない。新しい出会いがあり、まだ予想できない未来がある。

でも彼女たちには家族という守るべきものがあり、居場所があり、子供たちの未来を見守る楽しみがある。他には変えられない尊い経験をしている。

いろんな人がいて、それぞれの立場で思い悩み、正解は無いし満たされることもない。

分かってはいても無い物ねだりは消えない。

 

けれども彼女たちとの交流はこれからも続いていく。環境は違っても、大切な人だから。

自分が選ばなかった人生を誰かが生きて、それを見守っていくのだって、きっと楽しいだろうと思うんだよ。

 

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