猫の名はちょいと。

日常をできるだけ愛らしい言葉でアウトプットする場所。

同年代との恋愛が難しい

30歳を過ぎて実感していること。同年代の男性と付き合うことが、とてもとても難しい。

 

わたしは仕事が好きな人が好きだ。毎日をカラッポの頭でやり過ごしながら、週末のデートのことばかり考えているような男性に好かれてもあまり嬉しくない。

 

そうすると、付き合うのは仕事との距離が近い人ばかりになる。人によっては働く時間をコントロールできるくらいのポジションだったりするけど、ほとんどは「働き盛りの若者」として扱われている世代だ。「日曜の夜は、翌日のために18時くらいには家にいたいな。メールチェックもして心の準備をしたいから。」という人もいるくらい、彼らの抱えているプレッシャーは計り知れない。

 

そんな生活を送る人と付き合うことは当然難しく。最初のうちこそ恋愛のよろこびで生き生きとしているけど、2ヶ月くらい経つ頃にはもう仕事モードに戻っていく。むしろ仕事も彼女も抱えて、ちょっと疲れている。(要領のいいイケイケ男子を除いて)

 

女性はいくつもの事を同時に考えられるが、男性は一つの事しか考えられないというのは本当のようだ。そんな不便な仕組みだから「いろいろ考えるよりも仕事だけしている方が楽だー」とか言って、仕事を逃げ道にしてしまう人もいる。私はお金にならないけど仕事はお金になるもんね、と悲しい気持ちで見送る女性がたくさんいると思うと泣けてくる・・・

 

さらに追い討ちをかけるのが、私の年齢。20代の彼女ならば多少待たせても・・・と思えるところを、巷にあふれる情報により「30歳を過ぎた女性は待たせてはいけない、こどもを産めるのにもリミットがある。」というプレッシャーで、心優しい男性たちはもはや三重苦なのだ。

 

時限爆弾を抱えたような扱いをされるのは哀しいけど、いくら「今すぐ結婚しなくてもいいよー」といってもやはりズルズルと長引かせたくないというのも事実。だから、ごめんねとしか言えません。ごめんね。

 

もっと歳上の人と付き合ったらうまくいくのかもしれない。でも同年代のあの気楽さと、若さを残しながらも落ち着いてきたいい具合の魅力が好きなのだ。

 

いまはフリーランスで働いている同い年の彼と付き合いはじめたのだけど、もう既に仕事モードに戻っている。知恵袋などで男性の気持ちを検索しては、「もうアカン。いや、まだいける!」と一喜一憂してしまう無意味な時間も多い。ここからどう転ぶかはわからないけど、気持ちには波があるので焦って答えを出すのはやめよう。

 

相手をいつまでも恋の盲目状態でいさせて、そのまま結婚まで突っ走れるような美貌でもないし、そんな状態で結婚したいとも思っていないし。(ほぼ負け惜しみですけど)

 

若い頃には想像できなかったものたちと戦っている日々である。

【三軒茶屋】猫店員たちが迎えてくれる本屋さん

久しぶりに三軒茶屋へ出かけた。

 

三軒茶屋といえば10年ほど前、おしゃれなカフェに憧れていた頃に「マメヒコ」を訪れた記憶がある。店内には大きなテーブル、そこにガラスの花瓶がどーんと置いてあり、立派な桜の枝がいけられていた。まるで大きな桜の木が生えているみたいで、素敵だなぁとうっとりした。

いまマメヒコではチャージ料が取られるようにり、かなり割高な印象なのでしばらく行っていない。。カフェのように回転率の悪い店は、なかなか経営も難しいのだろうと思う。

 

もう一つの思い出すのは、若林あたりに住んでいた友達にキャロットタワーを案内してもらったこと。冬は空気が澄んでいるから、展望階からの夜景がきれいなんだよー、と言われてウキウキしながら登るとなんだか嫌〜な匂いが立ち込めている。。

真冬ということもあり、どうやらお風呂に入っていない方たちの溜まり場になっていたようで。。「夜景きれいだねぇ…」と言いながらも、私の記憶にはその強烈な匂いしか残っていない。

 

さてさて今回の目的は、ラジオで知った「猫が店員を勤める本屋さん」へ行くこと。

『Cat's Meow Books(キャッツミャウブックス)』という可愛らしい名前の本屋は、西太子堂駅にある。三軒茶屋駅からも歩ける距離なので、世田谷線の線路沿いをくねくねと歩いて行った。

 

twitter.com

 

興味を持ったのは、店主の安村さんがラジオで「本と猫とビールが大好きで、それを全部一緒にしちゃおうと思った」とおっしゃっていて、なんとまぁ、私の好きなものが揃ってる!と興奮したから。

 

また、店員の猫たちは保護猫で、さらに売上の10%を保護猫団体へ寄付されているという。ラジオのパーソナリティからも「え!利益じゃなくて売上の!?」と驚かれていて、「はい、薄利多売な商売なので、利益からだとあまり金額がいかなくて。最初に振り込むときはさすがに手が震えました」と笑いながら説明されていたことにすごく感銘を受けた。

 

この店で扱っているのは、猫に関する本に限定されている。絵本・小説・エッセイ・漫画・写真集など、猫でも色々あるんだなーと感心するほど幅広い。

一軒家を改装した小さなお店は、週末ということもあって人が溢れていた。店に入るとまず本がびっしり並んでいて、猫たちは扉を隔てたさらに奥のエリアにいる。そのエリアにも本棚、そしてテーブルが置いてあり、猫たちに囲まれながらビールやお茶が飲めるカフェスペースになっていた。今回は満席だったので、猫店員たちに軽く挨拶だけさせてもらった。といっても、どの猫も信じられないくらい安らかにグーグー寝ている。店に出ているのは人懐っこい猫だけだそうで、さすがの度胸だ。そして猫好きのお客さんたちも無駄に触ったりせず、のほほんと見守っている穏やかな空間だった。

 

この店でわたしが買ったのは「リサ・ラーソン 100枚レターブック」。紙質も柄もちがうカラフルな便箋が100枚ついていて、手紙だけでなく包装したり封筒にしたり色々と使える優れもの。

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わたしは額に入れて、トイレに飾ってみた。

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この本代の一部が寄付につながっていると思うと、すごく嬉しいし有難い。

どこで本を買うか、もっと遡れば自分で稼いだ(限りある)お金をどのように使うか、そういった事を考えるキッカケをもらったなーと思う。こんどは平日など人が少ない時間帯に訪れて、ビールを飲みながらのんびり過ごしてみたい。

 

そして久しぶりの三軒茶屋、味のあるいい街でした。

忘れられない谷川俊太郎さんの朗読

我が家のトイレには、谷川俊太郎さんの詩「生きる」のサイン本が置いてある。
そんな場所に置くのも大変恐縮だが、毎日目にするし、手に取りやすいからだ。

 

その本を購入したのは、数年前の「六本木アートナイト」。
友人と昼間からふらーっと遊びに行き、たまたま谷川俊太郎さん✕出版社ナナロク社の対談があるのを見つけた。


当時は谷川さんについて「教科書にのっていて好きだった詩人」というおぼろげな記憶だったが、せっかくのチャンスだからと対談を見にいった。

 

谷川さんは、とてもお洒落で品があってチャーミングな方だった。
「詩を描くときは手書きですか?」という質問に、「いやいや、そんな面倒なことしません。今はMacですよ、だって便利だからね。」と答えて会場を笑わせていた。

 

3度の離婚を経験されているのも、この時知った。3番目の奥様は、これまた私が大好きな作家の佐野洋子さん。
佐野さんは手記の中で、「あの人は非常識でなく無常識な人」といった言葉を残されているが、なんとなーく想像できるくらいつかみ所のない自由な方だった。

もしかしたら自由すぎて旦那様としては困りものだったのかもしれないけれど、それも含めて魅力的。

 

対談の終わりに、谷川さんが詩を朗読してくださることになった。
それが「生きる」で、「こういうのはあんまり得意じゃないんだけど」とサラッと読まれた。

淡々として心地よいテンポの朗読が、ずしりと響いて思わず涙ぐむ。谷川さんの一言一言が心にするりと入り込んできた。そこには時々ズキッとするような言葉が混ざっていて、だけど愛がある。詩の力を感じた瞬間だった。

 

その後、無事にサイン本を手にした。

さらに希望する人は懇親会に参加できる!とのことでそちらも意気揚々と参加し、谷川さんと少しだけお話をして、写真を撮っていただいた。「東京ってすごい、こんなチャンスが普通に転がってるなんて!」と興奮したものだ。ナナロク社の社長ともお話したのだけど、穏やかで素敵な人柄だった。

 

それ以来、谷川さんの詩集を読んだり、過去のブログを覗いたりしている。
そしてトイレで「生きていること いま生きているということ」から始まる詩を読むたびに、不思議な力をもらっているのだ。

 

WEBコミックの広告で精神をやられる

最近、ネットやSNS上に出てくるWEBコミックの広告が胸糞悪すぎませんか。

 

・姑があからさまに私を虐めてくる
・会社の後輩女子たちにバカにされている
・浮気した旦那にこっぴどく仕返ししてやる

 

みたいなテーマばかり、まぁよく思いつくものである。

ただのインパクト勝負の手法とはいえ腹が立つ。
腹が立つのに広告は追いかけてくる。(どこかで間違ってクリックしたんだろうか)
勝手にでてきた広告でイヤな気分になるなんて!すごく損している感じだ。

 

そもそも需要があるから広告が出回るのだろうけど。

そこにはメッセージ性もなく、ただ刺激だけを与えてくるやり方が気に入らない。

見つづけることで心のどこかが蝕まれるというか、疲弊していく気がするから。

 

先日テレビで観た、不倫を描いた映画「昼顔」にも、これを誰が求めているのか、そしてどういう感想を持てばよいのか分からず戸惑った。もう途中からラブストーリーじゃなくてホラーだった。
「こんなに沢山の人に迷惑かけてまで、愛だの恋だの言い続けて死にたくないなー…」という教訓を得たような気はする。。
刺激はあるがまったく理解できない。生きていたら他にもっと考えることあるだろう、となんだか疲弊した。

 

人にはそれぞれ価値観があるとはいえ、目で見るもの、耳で聞くものは心に大きな影響を与える。だからもう少し、品のあるものを見ないか。

 

せめて自分の近くにいる子供たちだけでも、心の健康を守ってあげたいと思う日々である。

私と猫の体調がシンクロしているかもしれない

最近、私はちょっと太った。

知らぬ間に3キロくらい。

一緒に暮らしている猫を見ると、ヤツもどうやら腹が丸くなったようだ。

ある事件から、私と猫の体調はシンクロしているのかもしれないと感じている。

 

2年ほど前に、私は大人のおたふく風邪にかかった。

朝起きたら顔のエラあたりがキリキリと痛んで、鏡を見ると右側の頬がぷっくりと膨らんでいた。

中には高熱が出る人もいるらしいが、私は軽度だったようで2日ほど微熱が出て治った。

とはいえ腫れてブスになった顔を見るのは辛いし、食べ物を食べるとキーン!と激痛がするもんだから、それなりにしんどかった。

 

やっと腫れも引いて、仕事に復帰した日。

家に帰ると、玄関で待っていた猫の顔がなんだかおかしい。

ん?アンタ太った?

あれ、でも片側だけ膨らんでる!ブサイク〜!

と笑ったのも一瞬で、どうやら元気もなさそうだ。

もしや、これは。私のおたふくがうつったとしか思えない!

 

翌日、会社に連絡を入れてから動物病院へ連れていく。

先生に「あの〜私、数日前までおたふく風邪だったんですけど。猫にうつったりします?」と聞いてみると、

「いやいや、それは無いですね〜」と笑って否定された。

まぁ、そうだよね。

 

だけど結局原因もわからず、腫れが引くように抗生物質だけもらって、あとは様子を見ましょうということに。

そして2日後の夜。猫は首元が気になるらしく、足でポリポリ掻いている。

その時ツメが膨らみに引っかかったらしく、ピュー!と血が飛び出した。

ぎゃー!という私の声に驚いて走り回る猫、部屋中に垂れる血。

首元には小さな穴が空いて、溜まっていた膿やら血が出たらしい。

すごく痛々しいが、さっきよりも元気になっている猫。

 

翌日、また会社に連絡を入れてから動物病院へ。

先生は「あー、悪いものが全部出ちゃったみたいですね。これで腫れが引けば大丈夫」とのこと。とにかく一安心。

包帯を巻かれ、エリザベスカラーを付けて帰宅した猫は、いつもより甘えん坊になってとても可愛かった。

 

それ以来、猫を観察していると私とシンクロしていることが多いような。

私がなんとなーく体がだるい日は、猫もグデーとしているように見える。

私がイライラしている日は、猫パンチで頭を叩かれたりする。

半分くらい気のせいかもしれないけど。

 

なので、猫のためにも自己管理をせねばと思っている。

猫も人間も、体は資本。健康が一番。

お互いの体を思いやって、一緒に長生きしていきたいものである。

地域PRには試食がいちばん効果的なんだという話

先日、ビッグサイトで開催された旅の祭典「ツーリズムEXPO2018」に参加してきた。

 

会場は国内エリア、海外エリアに分かれており、たくさんの観光協会や旅行会社がPRをしている。韓国ブースではアイドルが踊るし、秋田ブースでは秋田犬の耳をつけたかわいこちゃんたちが一緒に写真を撮ってくれる、とにかくにぎやかなお祭りだ。

 

PR合戦も、ご当地キャラが出没したり、抽選会、ノベルティ配布など色々だ。

面倒なことにそのほとんどでLINEの友達申請やSNSのシェアが必要な時代。

人混みの中で一生懸命回ってるんだからサラッと済ませてくださいよ、と思う。

 

そんな中でもやっぱり効果的なのは「試食」。

ここ数年、瀬戸内ブース「ワンダフルセトウチ」が頑張っている。

瀬戸内エリアの自治体と、JR西日本などが共同で出展しているらしくスペースもかなり広い。

 

何が素晴らしいって、かなり太っ腹な試食コーナーだ。

おにぎり、讃岐うどん、日本酒、そのつまみになる干し肉やかまぼこ、そして最後に醤油ソフトまで。量もなかなか多いし、繰り返し並んでもOK。

 

今年はさらに蛇口から桃ジュースまで出たし、それが大変美味しかった。

ここまでサービスしていただけると当然、かなりの好感度アップになる。

瀬戸内、いいところ。頑張っているところ。今度行こう!ってな具合に単純に刷り込まれるものだ。(URL貼っておく)

wonderful-setouchi.jp

 

ちなみに以前、大分ブースで配っていた「りゅうきゅう」という魚の醤油漬けを食べて、大分の好感度がかなり上がったこともある。

 

広いビッグサイトでクタクタになり、疲れきったところに笑顔で差し出される食べ物たち。お酒たち。ありがたみで美味しさも2倍、心に深ーく残るのだ。

 

とにかく、PRには食べ物。試食。

グッズなんて、ましてや立派なパンフレットなんていらんよ。

声を大にして訴えていきたい!食べ物をくれ!!

32歳が漠然と考える「地方で暮らすこと」

今年の夏は縁あって、岩手・宮城と東北へ二度訪れた。

 

旅をするといつも、「ここで暮らしたらどんな自分になるだろう」と想像してみる。

だけどレンタカーから眺める閑散とした街に、正直なところワクワクしない。

地方で暮らすことは、いまの生活にある面白みや刺激が減っていく事のように思える。

 

もちろん、観光としては最高のリフレッシュになる。空が広くて清々しいし、モコモコとした緑色の山には癒される。田んぼには金色の稲穂が輝いて、きれいだなぁ、本当に来てよかったなぁ…と心から感動する。

だけど、暮らすのはやっぱり想像できない。

 

どんな休日を過ごすのだろう?

娯楽を探しても、やたら大きくて奇抜なデザインのラブホ群、巨大なイオン、所々にあるカラオケくらい。

市街地にいけば色々あるとはいっても、選択肢が少ないから飽きそうだな。

美味しいお酒があっても、どこに行くにも車だから飲めないし。

お年寄りが多いから、若い人は頼られちゃって自由が減るのかな。

なんてネガティブなことばかり考えて。

 

やっぱり、東京という賑やかで混沌とした街は面白い。狭い東京にひしめき合う、個性的な人々と文化。

休日は人で溢れかえり、カフェはいつも満席、映画館は予約なしでは座れない。

だけど街や人が作りだしている活気が、私のパワーになっているような気がする。

 

仕事はどこでもできる時代、東京にこだわる必要はないというけれど。

自分が「ここで仕事を見つけて生きていきたい!」と思える場所なんてほとんど出会えない。

きっと順番が逆で、一生の仕事を見つけてから初めて「東京にこだわる必要はない」という選択肢が生まれるのだろう。

 

だけど今回、素敵なカフェに出会ってちょっと見方が変わったのも事実。

それは猪苗代湖を眺めながらコーヒーを飲める場所で、こだわりの強そうな30代後半くらいの男たちが営んでいた。

店内は適度に埋まっていて、落ち着いた雰囲気。

中目黒にあったら流行りそうなお洒落な内装だけど、若い人から中年の夫婦まで、誰もが違和感なく入れる場所だった。

 

例えばこれが実際に中目黒にあったならば、愛想のないおしゃれなだけの店員が働き、いつも店内が騒がしく、客は若い女子とカップルだけだろう。

でもそのカフェは「作り手の意図が、邪魔されずにきちんと反映できている場所」という感じがした。

それは人が溢れた都会では、なかなか難しい事なのだ。

 

地方でスローライフをしましょう、農業を始めましょう、自然がいっぱいあっていいですよー。

という、生活が180度変わってしまうような呼び込みではハードルが高すぎる。

今より不便になることは確実。娯楽も減る。

それでは想像してもワクワクしない。

 

それよりも、自分たちが街づくりや地域の活性化に参加できる場所だったら、と思うとすごくワクワクする。

そこで暮らしている人にとっては迷惑な話...になるのかもしれないが、若い世代が住むためには彼らにとっても居心地のよい場所が必要だ。

 

都会の文化、それを地域の雰囲気や暮らしに合わせて、落とし込んでいく。

コンビニやイオンだけではなく、個性があって楽しい場所が生まれる。

街がすこし明るくなり、活気が出てくる。

大きく生まれ変わるわけじゃない。なんかちょっと良くなる。

 

人や社会のために何かしたい、という気持ちが年々強くなってきた。

違和感のない街づくり。変わりすぎない地方創生。

さて、32歳の私にはこれから何ができるんでしょうか。